2016年6月3日金曜日

Oculus Rift環境をWindows8.1からWindows10に変える

Windows10への無料アップグレード期間の終了が迫ってきたので、Oculus Riftを接続しているPCのOSをWindows8.1からWindows10にアップグレードすることにした。結果を先に書くと、アップグレード直後はOculus Riftが使用できない状態だったが、Oculus Runtimeを最新の0.8にして、グラフィックカードのドライバも最新にアップデートしたら使えるようになった。以下はそのときの手順。

1.バックアップをとる
アップグレードしてから31日以内なら8.1に戻せるらしいが、何か問題があったときのために念のためシステムイメージのバックアップをとっておく。バックアップ先の外付けハードディスクなどを接続して、Windows8.1の場合はコントロールパネルの[ファイルの履歴]を開いて、[システムイメージのバックアップ]をクリックしてバックアップの設定をする。


2.Windows10へのアップグレード
Windowsの画面右下の通知領域のウィンドウマークをクリックすると、アップグレード案内のウィンドウが開くので、あとは案内に従ってアップグレード。


3.Service Unavailable
アップグレードが完了してログインしたが、Oculus Riftが使えない。Oculus Configuration Utilityを開くと「Service Unavailable」と表示されている。

実はこれはOculus Runtimeのバージョンが古いため。このときインストールしていたのはRuntime 0.6。Windows10をサポートするのはOculus Runtime 0.7以上。Runtime 0.7のリリースノートに以下の記述がある。

Preliminary support for Windows 10, which requires Direct Driver Mode. If you are using Windows 10, make sure to get the recommended drivers.

4.HMD powered off
Oculus Runtime 0.8をインストールしたがまだ使えない。Oculus Configuration Utilityには「HMD powered off」というメッセージが表示されている。Oculus RiftのLEDは点灯しているので電源は入っているように見える。

5.グラフィックカードのドライバ更新
グラフィックカードのドライバを更新したら無事動作するようになった。

ということは、Oculus Runtime 0.7/0.8に対応していないアプリはWindows10では使えないことになる。古いアプリでない限り大丈夫だとは思うが、どうしても必要になったらバックアップをとったWindows8.1環境に戻すしかなさそう。

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