2016年6月30日木曜日

Björk Digital - VRによる音楽体験イベント

6月29日から7月18日までの期間限定(火曜除く)で、日本科学未来館で「Björk Digital ―音楽のVR・18日間の実験」というイベントが開かれている。展示内容は以下の3つ。

  • ビョークの音楽とVRが融合したコンテンツ
  • リマスターしたミュージックビデオの上映
  • アルバム「Biophillia」をフューチャーした、教育向けに開発されたアプリ

自分としてはやはりVRコンテンツが気になる。というわけで行って体験してきたので、VRコンテンツについて書きたいと思う。

VRコンテンツは、「Stonemilker VR」「Mouthmantra VR」「Not Get VR」の3作品。はじめの2作品ではSamsungのGear VR、最後の作品ではHTCのViveが使われている。それぞれ部屋が別になっており、1作品体験するごとに部屋を移動する。各作品15分ずつという説明があったが、コンテンツを体験している時間は15分もなかったので、移動や説明込みの時間だと思う。

Stonemilker VR

YouTubeに360度VR動画として投稿されて話題になったbjork: stonemilker (360 degree virtual reality)。



YouTubeのものとまったく同じ編集かどうか確証はないが、体験してみた限り、同じもののように思える。体験するときは、丸イスに座ってHMDとヘッドフォンを装着する。体験中は体を右や左に回すことになるが、隣の人との距離が割と狭いので、あまり足を伸ばせない。

Mouthmantra VR

ビョークの口の中で撮影した映像をVRで体験するという、シュールなコンテンツ。こちらも丸イスに座ってHMDとヘッドフォンを装着する。

Not Get VR

CGの羽のある女性(蛾をコンセプトにしているらしい)が間近で歌う。あまり動きはないので、あっちを向いたりこっちを向いたりする必要はない。これは立ったまま体験するコンテンツで、女性の後ろに回り込もうとしたら、HMDのコードの長さの限界で回り込めなかった。

3作品を体験してみて、コンテンツとして面白いと思う反面、まだまだ発展途上とも感じる。このイベントは実験的なプロジェクトということなので、もっと進化したものを体験できる日が来るのを願う。

イベントの詳細は日本科学未来館のサイト


0 件のコメント:

コメントを投稿